【カメラ初心者向け】シャッタースピード
前回は絞りについて記述しました。明るさの調整とその他の影響する項目についてでした。
さて今回はシャッタースピード(シャッター速度)についてです。
絞りと同じく光と写真の明るさに大きく関連する項目をできるだけシンプルに書いていこうと思いますのでお付き合いください。
カメラのシャッターは色々な種類があるそうですが、一眼レフカメラやミラーレスカメラはフォーカルプレーンシャッターという仕組みが一般的。
まあその辺は今のところそんなに気にしなくていいです。
センサーの前に遮光性のあるシャッターユニットが設置されていて、そのシャッターが開閉する仕組みです。
シャッターが開いている時間が長ければ長いほどセンサーにいっぱい光が当たるので明るくなります。短ければ暗くなるのはもちろん。
シャッターが開いてセンサーに光を当てて露光する時間を
シャッター速度・シャッタースピード
と言います。
よく蛇口とバケツに例えられていますね!
蛇口(シャッター)を開けてる時間が長い=バケツに沢山水が溜まる(センサーに当たる光量が増える)
という感じ。
明るさだけの話をすれば、撮った写真が暗いと思えばシャッター速度を遅くして光をたくさん取り込めばOKという事になります。
いつもより下手くそアンド手抜き・・・
先程、明るさだけの話をすればと言いましたが、シャッター速度は明るさだけではなく被写体ブレにも影響してきます。
写真はカメラのセンサーに当たった光が画像になります。
シャッター開いてる間に被写体が2メートル移動したら?カメラ持ったまま自分が歩いたら?
実はその間の出来事は全部1枚の写真の中に記録されます。
まあ基本的にはミスショットに分類される写真ですね・・・w
手を振っている人を遅いシャッター速度で撮影すれば腕がうにょ〜んと、走っている車を撮ればボディがビヨーンと。
あのブレブレの写真たちは被写体の動きの速さに対しシャッター速度の設定が遅い事が原因です。
シャッターが開いている間に動いた腕の動きが1枚の写真に収まってしまっています。
ということは動いている人、物をしっかり止めて撮りたければシャッター速度を速くしたらいいという事。
プロの方が撮影したスポーツ写真なんかはきっちり止めて撮影されているものが多いですね。
んじゃあ遅いシャッター速度の設定ってどういう時に使うの?
となりますが、スマホでは補えない一眼レフカメラの醍醐味!!(何個もありますw)
である夜景や星空の写真で主に活躍します!
光量の足りない夜間に撮影した写真になぜ綺麗に星や風景が写るのかというと、シャッター時間を長くし、センサーにたくさん光を当てる事で微弱な星の光をしっかり集めて明るく写真に写してるんですね。
例えば星空を撮影するとなると、15秒〜30秒くらいシャッター開けています。
(使っているレンズ次第ではそれ以上もザラ)
シャッターを開けている間に1mmでもカメラを動かすと写真にブレとして反映してしまいますので長時間シャッターを開ける撮影には三脚必須!
応用するとこんなことも
合成でもなんでもなく人物がスケスケ。
これは8秒シャッター開けているうちの4秒だけここに居たからです。
4秒分の僕と4秒分の僕の居ない景色が1枚の写真に収まっています。
以上、シャッター速度に関連する明るさと被写体ブレについてでした。
次回は・・・
暗い場所で被写体を止めて撮りたかったらどうするの????
に役立つISO感度についてです!
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